フォーミュラドリフトジャパン第2戦レポート

FORMULA DRIFT JAPAN 2021 Rd.2 EBISU

拝啓
 貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
 2021年はフォーミュラドリフトジャパンにグッドライドワークスとして参戦することとなり、6月5日(土)・6 日(日)に、福島県のエビスサーキットにて開催されたフォーミュラドリフトジャパン2021の第2戦に参戦いたしました。
 スポンサー各社のご支援とご協力のおかげで参戦することができ、誠にありがとうございました。つきましては第2戦のご報告をまとめましたのでご一読いただければ幸いです。

【イベント概要】
名称    FORMULA DRIFT JAPAN 2021 Rd.2 EBISU

開催日    6月5日(土)・6日(日)

開催場所   エビスサーキット (福島県)

実施競技   6月5日(土) フォーミュラドリフトジャパン2021第2戦 予選
       6月6日(日) フォーミュラドリフトジャパン2021第2戦 決勝

人場者数   無観客

【チーム概要】
チーム名: GOODRIDE WORKS (グッドライドワークス)
チーム代表:田中大介 監督&スポッター: 北山 京吾 ドライバー:林 和樹

第2戦は高速コースが名物のエビス西で開催!

 2021年の6月5日(土)・6日(日)の2日間、福島県のエビスサーキット・西コースにて、フォーミュラドリフトジャパン2021の第2戦が開催されました。
 競技区間は例年通り、ホームストレートをスタートして1コーナーへ向けて振り出し、2コーナーへ向けて振り返したあと立ち上がってフィニッシュとなります。
 高い車速から振り出し、一気に減速。アウトゾーンとインクリップが交互に配置されており、ポイントを抑えつつも車速をきっちりコントーロールするテクニックが要求されます。
 初日の6月5日(土)には練習走行と単走での予選があり、2日目となる6月6日(日)の追走トーナメントで優勝者が決定されます。
 また、今回も残念ながら無観客での開催となってしまったものの、YouTubeでのライブ配信では多くのファンに視聴していただけたと思います。
 グッドライドワークスとしては、短いインターバルを挟んでの開催となりましたが、開幕戦鈴鹿ツインでの雪辱を晴らすため、チーム一丸となって準備を進めたため、林選手の活躍にはいつも以上の期待がかかっていました。

会場は福島県にあるエビスサーキット。競技区間は例年通りに2コーナーを立ち上がるまでで、アウトゾーンとインクリップが交互に配置されているコースとなっています。

2本目は振り出しでやや攻めすぎたのか、ラインがずれてコースアウト。1コーナーからフィニッシュまではミスなく走ったものの1本目の得点をうわまわることはできませんでした。

予選1本目「緊張して硬くなった」と林選手は言っていましたが、それでも87点をマークするポイントを抑えた走りを決め、9位でトップ32進出を決めました。

1本目に通過当確となる走りを 決めることに成功!

 前日の4日(金)は豪雨だったものの、予選日となる5日(土)は快晴。路面もドライコンディションのなか予選がおこなわれました。
 そして注目の1本目。林選手自身は「開幕戦を思い出してしまって硬くなっていた」と言っていたものの、コース幅ギリギリを通過する思い切った走りを決めてきます。各ゾーンやクリップもきっちりとクリアしており、ライン28点、アングル25点、スタイル34点と、合計87点を獲得。1本目から追走進出当確となる得点を出すことに成功しただけでなく、この時点での暫定トップに躍り出ました。
 そして2本目。1本目よりもさらに攻めてきた林選手でしたが、やや気負いすぎてしまったのか、ひとつ目のゾーンで大きくコースからはみ出してしまいます。なんとかコース状には復帰して、その後のセクションではミスなくクリアしていったたものの、ライン24点、アングル24点、スタイル31点の合計79点と、1本目の得点をうわまわることはできませんでした。
 最終的に97点を出した山下広一選手がトップ通過。林選手は1本目の得点がベストスコアとなり、9位で追走進出を決めました。

昨シーズンから使っていたマシンの仕様変更も間に合い、エビスに挑むグッドライドワークス。

林選手はベスト16で堀野選手に惜敗!

 6月6日(日)はトップ32による追走トーナメントがおこなわれました。
 トップ32ではS15シルビアに乗る齋藤悠史選手と対戦。1本目は林選手が先行です。単走の通りのすばらしい走りを決めてきた林選手に対して、後追いの齋藤選手は振り出し直後にイン側のラインに入ってしまい林選手に接触。先行の林選手は押された形でインクリップをはずしてラインがずれ、そのイン側から齋藤選手が抜けていきました。
 この接触でアーム類にダメージを負ってしまった林選手のS15シルビアでしたが、10分という短い修復時間でアライメントを整えて2本目に挑みました。
 その2本目ではやや距離を開けてついていった林選手でしたが、1本目の接触が決め手だったのか、勝ち上がることができました。
 つづいてトップ16では堀野選手との対戦です。しかし1セット目では両者に少しずつミスがあって決め手に欠け、ワンモアタイムに突入しました。
 そしてその1本目。 後追いの林選手は果敢に堀野選手へと近づいていきましたが、最終コーナーでイン側に入っていってしまいそうになり、なんとか耐えたものの姿勢を大きく乱してインカットしてしまいます。

齋藤選手との対戦したトップ32。1本目は後追いの選手がイン側のラインを通過し、この直後に接触。2本目はマシンを応急処置した林選手がミスなく走り、トップ16進出を決めました。
ワンモアタイムの2本目。先行の林選手はここまで素晴らしい走りで堀野選手を離していましたが、最終コーナーで姿勢をみだしてインカット。惜しくもベスト8進出を逃しました。

トップ16の堀野選手と対戦した1セット目。後追いで近い距離につけていた林選手でしたが、最終コーナーでイン側のラインに入ってしまい、勝負はワンモアタイムに持ち越されました。

 入れ替えた2本目。先行の林選手は途中までイチバンの走りを決めてきましたが、 最終コーナーでライン修正しようとしたのか、少し失速。後追いの堀野選手は大きく戻りました。
 結果、ジャッジ2名が堀野選手、1名がワンモアタイムの判定となり、堀野選手が勝ち上がりました。
 第2戦は山下広一選手が優勝し、2位に石川隼也選手、3位に深田真弘選手という結果。惜しくもベスト8進出を逃した林選手の最終順位は10位となり、シリーズランキングは25位となりました。
 ベスト16敗退という結果ではあったものの、グッドライドワークスとしては反撃の狼煙をあげる今期初ポイント。次戦以降のさらなる活躍にご期待ください。

第2戦エビスはトップ16での敗退となりましたが、今期初となるポイントを残し、ランキングも25位に入ることができたので、今後の巻き返しに期待がかかります。
第2戦エビスはトップ16での敗退となりましたが、今期初となるポイントを残し、ランキングも25位に入ることができたので、今後の巻き返しに期待がかかります。

 第2戦エビスは、開幕戦から3週間後という短いスパンでしたが、去年乗っていたマシンの仕様変更を終え、トラブルはあったものの1度テスト走行もしてエピス入りすることができました。
 4日 (金)に会場入りしましたが、予報通りの豪雨という状況。土日が晴れ予報だったこともあって、金曜日の走行はキャンセルし、5日(土)午前中の練習走行でマシンを仕上げることにしました。去年からは車高調を変えてるなどの仕様変更をしてきましたが、トラブルもなく10本ほど走ることができ、成功すれば90点を超える得点を出せる感触は掴めました。
 コース自体の攻略はできていましたが、開幕戦のことを思い出してしまって、予選は緊張しましたね…。 1本目はやっぱり少し硬い動きになってしまってのですが、とにかく失敗しないことを最優先に走りました。感覚としては7割くらいの走りでしたが、思ったよりは得点は伸びて87点を出すことができました。
 2本目は90点越えを狙ったんですが…ひとつ目のアウトゾーンでタイヤをコース外に落としてしまい、コース上には戻ってこれましたが、そこでラインがズレたことで、1コーナーのインクリップが甘くなり得点は伸ばせず・・・。1本目の87点がベストスコアとなって、9位通過となりました。
 そして6日(日)の決勝日。トップ3は齊藤悠史選手と対戦しました。僕の先行時に当たられてマシンにダメージを負ってしまったのですが、チームが10分間の短い修復時間のなかでなんとか直してくれして、後追いはある程度様子をみて付いて行くことができ、勝ち上がることができました。
 つづくトップ16は堀野選手と対戦。1セット目は攻めきれなくてワンモアタイムに突入。その1本目、1コーナーまではキレイについていけたんですが、2コーナーに向けて振り返したときにインカットしてしまいました。2本目は今日イチバンの走りができて、堀野選手にもミスはありましたが、判定の結果負けてしまいました。
 足のセットと自分のマッチングがうまくいってなくて、マシンの状況を把握しきれてなかった部分が追走で出てしまったという感じです。勝ててた試合だったと思うのでなおさら悔しいですね。とはいえ、マシンの信頼性はありますし、勝てる仕様ではあるので、ここから巻き返していきたいと思います。

TO TOP