FDJ2 第6戦レポート

2021 FDJ2 Rd.6 NIKKO


拝啓
 貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
 2021年はFDJ2にチームグッドライドウィズキンダイとして参戦することとなり、12月11日(土)・12日(日)に、栃木県の日光サーキットにて開催されたFDJ2 2021の第6戦に参戦いたしました。スポンサー各社のご支援とご協力のおかげで参戦することができ、誠にありがとうございました。つきま しては第6戦の報告をまとめましたのでご一読いただければ幸いです。

【イベント概要】
名称     2021 FDJ2 Rd.6 NIKKO

開催日    12月11日(土)・12日(日)

開催場所   日光サーキット(栃木県)

実施競技   12月11日(土) FDJ2 2021第6戦 予選
       12月12日(日) FDJ2 2021第6戦 決勝

【チーム概要】
チーム名: TEAM GOODRIDE with KINDAI
(チームグッドライドウィズキンダイ)
マシン:SILVIA (S15) 2JZ仕様
チーム代表: 山中健司 スポッター: 里井 孝夫 メカニック:緑川 泰尚 ドライバー:山中真生

最終戦日光は逆走の6コーナー から2コーナーで審査!

 2021年12月11日(土)・12日(日)の2日間、栃木県の日光サーキットにて、FDJ2の 第6戦(最終戦)が開催されました。
 今回も東名パワードのキットで3.6ℓ化された2JZを搭載しているグッドライドシルビアをレンタル。前戦でのトラブルもきっちりと対策して、万全の体制で挑みます。競技区間は7コーナー付近に設けられたスタート地点から加速し、6コーナーに向けて振り出します。その後、5コーナーから4コーナーを大きく旋回し、3コーナーに向けて振り返し、2コーナーを立ち上がったところでフィニッシュ。アウトゾーンは4ヶ所に設けられました
 チームグッドライドウィズキンダイの山中選手としては、すでにシリーズチャンピオンを確実なものとしているものの、いまだ果たせていない単走優勝や、シリーズ全戦表彰台登壇という記録をかけた重要な1戦となります。
 しかし、練習走行では、あちらを取ればこちらがイマイチといった具合に、ファイナルギヤを5度も交換したにもかかわらず、ベストなギヤ比を見つけられない状況に…。
 マシンのセットを詰められないまま予選を走行することとなりました。

会場は栃木県にある日光サーキット。競技区間は通常とは逆走となる7コーナー付近からスタートし、2コーナーを立ち上がったらフィニッシュとなる構成になっています。

2本目の走行前には追走進出を確実なものとしていた山中選手。単走優勝を目指して攻めた走りをしていましたが、シフトアップで駆動系トラブルが発生し、得点を伸ばせませんでした。
1本目。確実にゾーンを通過する走りをしていた山中選手でしたが、ギヤ比が合っていないことが影響したのか、最後のセクションでインに寄ってしまい77点という結果になりました。

2本目は得点を伸ばせず、1本目 の77点で15位通過!

 そして開始された予選1本目。山中選手は鋭い振り出しからひとつ目のアウトゾーン、ふたつ目のアウトゾーンをクリア。しかし、その後の振り返しでやはりギヤ比が合っていないことが影響してしまったのか、4つ目のアウトゾーンはややイン寄りのラインになってしまいました。
 審査員の判定も、スタイルこそ35点とまずまずでしたが、ラインとアングルはともに21点と伸び悩み、合計77点。この得点では通過できるかできないか、ギリギリのボーダーラインといったところです。
 そして迎えた2本目。ここまでの展開で追走進出は確定していたものの、単走優勝を目指して気合の入った走りを見せる山中選手でしたが、2速から3速にシフトアップするタイミングでスローダウン。駆動系トラブルによって0点となってしましました。
 その後、原因を調べるため、近所のショップにリフトを借りてミッションを調べたところ、なんとメインシャフトが破損。容易には直すことができないため、追走を走ることなくリタイヤ。最終戦は15位でフィニッシュとなりました。

最終戦は残念な結果となったものの、FDJ2の初代チャンピオンの座を獲得。「応援してくれたみなさんのおかげです」と山中選手も コメントしていました。

 鈴鹿ツイン戦から短いインターバルでの最終戦日光となりましたが、前回はジャダーによるトラブルが出てしまっていたので、原因となっていたアーム類をすべて交換してきました。
 そして11日(土)の練習走行です。ジャダートラブルを解消できたことはひと安心だったのですが、はじめて採用された競技区間でデータもなかったことから、ファイナルギヤのセッティングに苦戦。2時間設けられていた練習時間で都合5回もギヤ比を変更したものの、振り出しに合わせたギヤ比にすると、2個目から3個目のコーナーが合わないとか…結局いいとろこは見つけられなかったです。そのなかでも、途中で3速にシフトアップするギヤ比が走りやすかったので、ひとまずこれで予選を走ることになりました。
 まだ単走優勝を取ってなかったので、かなり気合い入れていたんですが、狙うところまでは詰められなかったので、とにかくなんとか通過して、一旦ファクトリーに戻ってギヤを持ってきて、追走までにもっといいファイナルを見つけ出せればな、と思っていました。
 そして予選本番の1本目。やはりファイナルギヤが合ってないぶん、3つめのアウトゾーンでギヤが足りなくて伸ばしたようなラインになり、スタイル得点は悪くはなかったんですけど、ライン得点とアングル得点が伸びず、77点とボーダーラインギリギリの得点でした。
 そして問題の2本目。走行前に予選通過が確定したのはわかっていたんですが、単走優勝を狙って思い切りいったものの、2速から3速にあげるタイミングで駆動系が壊れてしましました。
 その後、追走までにマシンを修復するため、日光サーキットの近くにあるショップにリフトを借りてチェックしてみたらミッションブローしていることが判明。このマシンのミッションは、加工されている部分も多いため、まったくおなじミッションに載せ換えるか、クラッチからプロペラシャフトまで含めて全交換するしかありません。チームとも話し合い、残念ながら今回はここでリタイヤすることになり、最終的に15位という結果になりました。
 シリーズチャンピオンは決まっているとはいえ、全戦表彰台という記録がかかっていましたし、日曜日にはいろんなひとが見にきてくれることになっていたので、そこで走れなかったというのがすごく悔しいです。
 今シーズンは2戦目までSR20搭載のS15シルビアで出て、パワー差で苦しい戦いが続いていたのですが、3戦目からパワー的に余裕のある2JZ搭載のS15シルビアにスイッチしたことで、安定感が増し、それがチャンピオンにつながったと思います。
 来年からはフォーミュラドリフトジャパンにステップアップする予定なので、引き続き応援よろしくお願いいたします。

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