FDJ2 第3戦レポート

2021 FDJ2 Rd.3 SUGO


拝啓
 貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
 2021年はFDJ2にチームグッドライドウィズキンダイとして参戦することとなり、8月6日(金)・7日(土)に、宮城県のスポーツランドSUGOにて開催されたFDJ2 2021の第3戦に参戦いたしました。
 スポンサー各社のご支援とご協力のおかげで参戦することができ、誠にありがとうございました。つきましては第3戦の報告をまとめましたのでご一読いただければ幸いです。

【イベント概要】
名称    2021 FDJ2 Rd.3 SUGO

開催日 8月6日(金)・7日(土)

開催場所 スポーツランドSUGO (宮城県)

実施競技 8月6日(金) FDJ2 2021第3戦 予選
8月7日(土) FDJ2 2021第3戦 決勝

【チーム概要】
チーム名: TEAM GOODRIDE with KINDAI (チームグッドライドウィズキンダイ)
マシン:SILVIA (S15) 2JZ仕様
チーム代表: 山中健司 スポッター: 里井 孝夫 メカニック:緑川 泰尚 ドライバー:山中 真生

初の国際サーキットでの予選はギリギリの14位で通過!

 2021年の8月6日(金)・7日(土)の2日間、宮城県のスポーツランドSUGOにて、FDJ2の第3戦が開催されました。
 TEAM GOODRIDE with KINDAItとしては、これまで使っていたSR20搭載のシルビアではなく、パワーの要求される国際サーキットということもあり、東名パワードのキットを用いて36ℓに排気量アップされた2JZを搭載したグッドライドシルビアをレンタルして挑みます。
 競技区間は1コーナーから3コーナーの立ち上がりまでとなっており、4つのゾーンに付くことが要求されます。
 練習走行では、大きなマシントラブルなどはなかったものの、事前テストでセッティングを決めきれていなかったこともあり、なかなか走りを安定させることができません。
 そして予選本番の1本目。 山中選手はいまだ慣れないマシンながら、とにかく得点を出すように走らせましたが、ややフラついてしまい72点という結果。
 続く2本目は安定感は増したものの、ラインがやや乱れ、スタイル32点、アングル24点、ライン18点の合計74点で、わずかに1本目をうわまわる評価となりました。
 80点以上の得点をとることはできませんでしたが、それでも最終的に14位というポジションでトップ16へと進出を決めることができました。

会場は宮城県のスポーツァンドSUGO。国際サーキットなだけあり、コーナーとコーナーの間隔が長く、スピードが乗るのが特設です。また、今回はアウトゾーンが4ヶ所に設けられました。

「振り出しでのキレを意識しすぎていた」というだけあり、2本とも思うような安定感を出せなかった山中選手でしたが、それでも14位通過することができました。

決勝戦。1本目の後追いでガッツリを相手に入り込んだ山中選手は入れ替えた2本目もミスなくすばらしい走りを決めることに成功!見事に初優勝を決めることとなりました。

首位の金田を倒し、そのままの勢いで決勝でも勝利して優勝!

今回の初優勝によってシリーズランキングでも首位に立つことができました。次戦以降もチャンピオン獲得に向けての活躍に期待がかかります。

 今回はフォーミュラドリフトジャパンとの併催ということもあり、8月7日(土)にトップ16のトーナメントがおこなわれました。
 最初の対戦は第1戦と第2戦でも戦っている長瀬選手と。ここでは1本目から近い距離でついていき、入れ替えた2本目もミスなく走りきった山中選手の勝利となりました。
 続くトップ8ではチャンピオン争いをしている金田選手と対戦しましたが、さきほどの対戦よりも近い距離で金田選手に詰め寄る山中選手。2本目は相手にミスがあり、審査員満場一致で勝利しました。
 ここからは「審査員が乗れてきましたね」というほどの走りを連発。準決勝で山本選手にも勝利し、決勝戦でも1本目は後追いで詰め寄り、2本目は相手を引き離すといった完璧な試合運びで平山選手にも勝利!FDJ2において、みごと初優勝を決めることができました。
 そして金田選手にも勝ったことによりランキングもついに首位に立ちます。次回の岡山国際での第4戦もおなじ国際サーキットなので、その活躍が期待されます。

 今回のSUGO戦は、はじめての国際サーキットということもあり、来シーズンから使用予定となっている2JZ搭載で700psを発揮しているグッドライドシルビア(S15)をレンタル。事前テストではセッティングを煮詰められなかったものの、車高調やアーム類を全交換して、できるだけいままでのマシンとおなじように走れるよう対策してきました。
 そして、6日(金)の予選日。いつものように振り出しのキレを意識して走行していたのですが、1コーナーから2コーナーまでの距離が長く、スピードと角度のバランスがむずかしく、なかなか安定させることができませんでした。予選の1本目でもやはり振り出しのあとにフラついてしまい、72点と伸び悩みます。2本目もフラつきを意識しすぎたのか、アウトゾーンが甘くなってしまい74点…。今回は台数も多かったので「ダメかな…」とも思いましたが、なんとか14位でトップ16に進出することができました。予選のあと「このままではダメだ!」と思い、上位通過している選手や過去の映像と自分の走りをくらべ、ファイナルギヤを交換し、走りかたも変えた結果、7日(土)の決勝日は、かなり走りやすくできたと思います。
 今回のトップ16は、ベスト16とベスト8が濃かったなという印象です。トップ16では過去2戦で1勝1敗の長瀬選手と対戦。シリーズ争いをしている相手でもあるので緊張感がすごかったのですが、自分が後追いとなった1本目は、アドバンテージを取れた手応えのあるキッチリ詰めた走りを決められました。入れ替えた2本目も、決勝日に向けたセット変更が効いていて、予選をうわまわる走りで勝つことができました。
 そして金田選手とのトップ8。ここで負けてしまえば差を広げられてしまいますし、逆に勝てばランキング首位に立てるため、気合が入りました。ここでも先ほどの対戦とおなじように、後追いの1本目からビタビタに入ることができ、入れ替えた2本目もミスなくベストな走りを決めて勝ち上がりました。
 もうここからの対戦は楽しく走れたかんじですね。とくに決勝戦は、MSCチャレンジのときから仲良くしてもらっている相手でもありましたし、コース攻略も進んでいて、どう走らせればいいのか、というのも掴めていたので、決勝にふさわしい走りができたと思います。
 これまで、とにかく優勝することを目標としてやってきましたが、今回はフォーミュラドリフトジャパンとの併催というチームグッドライドのみんなが見ているなかで初優勝することができて、ほんとにうれしいです。
 シリーズランキングもこれで首位に立てたので、次戦からは追われる立場とはなりますが、この流れのまま、2勝目を狙い、ポイントを着実に積み重ねていきたいと思います。

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