フォーミュラドリフトジャパン第6戦レポート

FORMULA DRIFT JAPAN 2021 Rd.6 FUJI

拝啓
 貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。2021年はフォーミュラドリフトジャパンにグッドライドワークスとして参戦することとなり、11月12日(金)・13日(土)に、静岡県の富士スピードウェイにて開催されたフォーミュラドリフトジャパン2021の第6戦(最終戦)に参戦いたしました。
 スポンサー各社のご支援とご協力のおかげで参戦することができ、誠にありがとうございました。つきましては第6戦のご報告をまとめましたのでご一読いただければ幸いです。

【イベント概要】
名称     FORMULA DRIFT JAPAN 2021 Rd.6 FUJI

開催日    11月12日(金)・13日(土)

開催場所   富士スピードウェイ (静岡県)

実施競技    11月12日 (金) フォーミュラドリフトジャパン2021第6戦 予選
        11月13日 (土) フォーミュラドリフトジャパン2021第6戦 決勝

【チーム概要】
チーム名:GOODRIDEWORKS(グッドライドワークス)
チーム代表 : 中村 圭太 ドライバー:林 和樹 マシンメンテナンス:西宮 啓輔

白煙モクモクの大迫カドリフトが特徴の富士で最終戦開催!

 2021年11月12日 (金13日 (土)の2日間静岡県の富士スピードウェイにて、フォーミュラドリフトジャパン2021の第6戦(最終戦)が開催されました。
 競技区間は100Rをスタートして旋回しながら振り出して最初のアウトゾーンを通過。その後素早く振り返してヘアピンのインクリップに付き、アクセル全開で最後のアウトゾーンを通過してフィニッシュとなるレイアウトになっています。
 今回は11月12日 (金) に練習走行と単走での予選があり、11月13日 (土)にトップ32による追走トーナメントがおこなわれ、最後まで勝ち上がった選手が優勝者となるスケジュールになっています。
 また、恒例のライブ配信に加え、一般のお客さまをお迎えし、有観客として開催されることとなりました。
 グッドライドワークスとしては、徐々に調子を上げてきており、シリーズランキング6位という好ポジションに付けている林選手の活躍をサポートするため、チーム一丸となって準備てきており、今回もその活躍に期待がかかります。

会場は日本を代表するサーキットとなる富士スピードウェイです。アウトゾーン3つ、インクリップひとつの構成で、白煙モクモクの大迫力ドリフトが特徴のコースとなっています。
予選の1本目。白煙モクモクの迫力ある走りを決めましたが、インクリップへの接近が甘くなってしまい81点。このままでは予選通過が危ういため、2本目の躍進に期待がかかります。
予選2本目。1本目よりも攻めてきてすべての項目で得点を伸ばしてきた林選手でしたが、思っていたよりも得点は伸びず。合計85点で21位通過という結果になりました。

2本目は得点を伸ばせず、1本目の85点で21位通過を果たす!

 12日(金)の予選日。練習走行の時間はそれほど長くなかったものの、事前のテストが実を結び「かなりいいところまで詰めて90点台は狙えそうです」と林選手もコメントしていたため、上位通過への期待が高まります。
 そして本番の1本目。 勢いのある飛び出しから、ひとつめとふたつめのアウトゾーンはきっちりと通過しましたが、そのつぎのインクリップがやや甘くなってしまったか、その後の立ち上がりもすこし角度が 浅かったように思われます。
 結果、スタイル31点、アングル24点、ライン26点で、合計81点と得点も伸び悩みます。
 そして2本目。さきほどとおなじように勢いのある飛び出しを見せた林選手。ひとつめのアウトドーンは少し余っていましたが、その後のセクションでは1本目をうわまわる走りを披露!
 結果、スタイル32点、アングル26点、ライン27点と、すべての項目得点を伸ばしましたが、想像よりも得点は伸びず、85点となりました。
 今回はアベレージが高かったこともあり、上位通過とはいきませんでしたが、21位で予選を通過することができました。

得点は伸び悩みましたが、辛くも決勝日への切符を手にしたグッドライドワークス。基本メンテナンスを施し、決勝日に向けて備えました。

トップ32の対戦で箕輪選手に 離されてしまい敗退!

 11月13日(土)の最終戦の舞台となる富士スピードウェイの天候は晴れ。終日ドライ路面で競技がおこなわれました。
 トップ32はJZX90マークIIに騎乗し、単走予選を12位通過してきた箕輪慎治選手と対戦しました。
 箕輪選手が先行の1本目。振り出し直後こそ近い距離に付けていた後追いの林選手でしたが、ひとつ目のアウトゾーンまでに大きく離されてしまい、その後も距離を 詰めることができません。
 距離を詰められなかった林選手は非常に厳しい状態となってしまいましたが、いっぽう先行の箕輪選手もインクリップにつくことができていないので、ここがどう判定に響くのか…。
 そして入れ替えた2本目。先行の林選手は気合の入った素晴らしい走りで各ゾーンをきっちりと通過していきます。後追いの箕輪選手は、振り出し直後に角度が乱れたように思われましたが、その後のセクションで徐々に距離を詰めて、最後はビッタビタという状態です。
 注目の判定では、審査員全員が箕輪選手に票が入り、林選手はまさかのトップ32敗退という結果になってしまいました。
 最終的に熊久保信重選手が優勝し、末永直登選手が準優勝となって富士戦が終わりました。

今回の大会ではお客さまを迎え入れただけでなく、ひさしぶりのサイン会も実施されました。林選手もグッドライドのパンフレットにサインし、多くのお客さまに配布いたしました。

トップ32の1本目。先行の箕輪選手にもミスはありましたが、後追いの林選手は振り出し直後から徐々に距離を離されてしまいました。
トップ32の2本目。先行の林選手は素晴らしい走りを決めましたが、後追いの箕輪選手は徐々に距離を詰めてきて最後はピッタビタの状態になり、ここで敗退する結果となりました。

 チームグッドライドワークスとしては、最終戦は24位となり、シリーズランキングは9位にポジションダウンし、2021年シーズンを終えました。
 戦い終えた林選手も「作戦ミスというか、見込みがちがっていたというか…不甲斐ない結果になって申し訳ないです」と悔しさを隠しきれずにいました。
 最後は残念な結果となってしまいましたが、ここまでチーム一丸となって取り組んでこられたのも、応援してくれるみなさまのおかげだと感じております。
 来シーズンに関してはいまだ未定な部分が多いものの、今後も応援のほど、よろしくお願いいたします。

トップ32で敗退し、最終順位は24位。2021年のシリーズランキングは9位という結果になりました。

 前戦の岡山国際から1ヶ月のインターバルの間に、備北でテストをして足回りを仕様変更。まぁ、岡山国際も富士も国際サーキットなので、ガラっと変えたわけじゃないんですけど、いままでよりもさらに乗りやすくする方向にして、コントロール性を重視した仕様になったと思います。
 12日(金)は午前中の8時から11時までが練習走行でした。通常よりも短い時間のなか、トラブルなく周回することができたので、予定通りに仕上げることができて、90点台は出るくらいの走りには仕上がっていて、あとはそれが本番で出せればいいな、というところまで詰められました。
 そして午後からの予選ですが、1本目はとにかく得点を取るためとはいえ、置きにいきすぎて、すべてが小さくなって、角度も浅くなって81点。 このままじゃ通らないかもしれないと思ってはいたものの、2本目も攻め切れなくて…。けっきょく2本目も得点は少ししか伸ばせず 2本目の得点で21位通過という結果になりました。
 13日 (土) のトップ32は、箕輪選手と対戦しました。1本目は後追いスタートだったんですが、箕輪選手の練習を見る限りではそんなに速くないし安定もしていないイメージだったので、ついていけるだろうな、と思っていたんですけど、この読みが完全にまちがってました。
 箕輪選手は、追走ということでタイヤの空気圧を下げていたみたいで、振り出ししたらもう追いつけなかったですね。ぼく自身にミスはなかったんですけどついていけなくて、入れ替えた先行では問題なくミスなくフツーに走れたんですが、箕輪選手にがっつりと入られてしまって…ぐうの根も出ない負けかたとなってしまいました。
 全体的に乗れてなかったといえば乗れてなかったけど、どうにかなるだろうと思ったのが、どうにもならなかった状態でした。
 シリーズを終えて、ランキングも9位に下がってしまいました。今シーズンの最初はマシンも入れ替えたりしていたんで、SUGOとか 奥伊吹でようやく扱いかたもわかってきて、岡山国際でも優勝する気で、流れもよかったのですが、ミスで負けて、後半戦はマシンもよくなったし速くなったし戦闘力が上がっていたんですが、それに結果を伴わせられなかったのが悔しいですね。
 マシンはかなり仕上がってきているので、まだ来シーズンのことは決まっていないなかですが、まずは1勝してからシリーズにも絡んでいけるようにしたいと思います。

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