拝啓
貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
グッドライドジャパン株式会社は、昨年に引き続きグッドライドモータースポーツとして、フォーミュラドリフトジャパンに参戦することになりました。
昨シーズンからはチーム体制を強化し、2021年のFDJ2チャンピオンの山中真生選手、アメリカのフォーミュラドリフトで活躍する釜山航選手に加え、ベテランとして知られている日比野哲也選手をワークスドライバーに抜擢して2023年シリーズを戦い、堀野仁選手と雨谷雄一選手をセミワークスドライバーとしてサポートしています。
今シーズンもスポンサー各社のご支援とご協力のおかげでシリーズを戦い抜くことができ、誠にありがとうございます。つきましては10月7日(土)-8日(日)に、岡山県の岡山国際サーキットにて開催された第6戦 (最終戦)の報告をまとめましたので、ご 一読いただければ幸いです。
【イベント概要】
名称 2023 FORMULA DRIFT JAPAN Rd.6 OKAYAMA
開催日 10月7日(土)-8日(日)
開催場所 岡山山国際サーキット (岡山県)
【チーム概要】
チーム名 GOODRIDE MOTORSPORTS (グッドライドモータースポーツ)
代表 蕭偉城
統括ディレクター 山中 健司
レースディレクター ラーマン・ラセル
副代表 上甲 盛一、中村 圭太
チームディレクター 高砂岳美
ワークスドライバー 山中 真生 / 益山 航 / 日比野 哲也
チームマネージャー 須原綾乃
セミワークスドライバー 堀野仁 / 雨谷 雄一
【ワークスチームリザルト】
【セミワークスチームリザルト】
2023年シリーズ最終戦は岡山国際サーキットが舞台!
2023年10月7日(土)~8日(日)の2日間、岡山県の岡山国際サーキットにて、2023年のフォーミュラドリフトジャパン最終戦となる第6戦が開催されました。
競技区間は、例年と同じくホームストレートをスタートし、2コーナーの手前でショートカットから裏ストレートに抜けて立ち上がるまで。3つのアウトゾーンとタッチアンドゴー、インクリップという構成になっています。
グッドライドモータースポーツとしては、ワークスドライバーの山中選手、益山選手、日比野選手、セミワークスドライバーの堀野選手、雨谷選手が参戦。シリーズ最後の1戦ということで、ひとつでも上の順位を目指すべく、チーム一丸となって岡山国際戦に挑んでまいりました。
第6戦のMCはおなじみの冴場都夢さん、解説には谷口信輝さん。ジャッジはラビー西田さん、今村陽一さん、ショーン・エイドリアーノさんが担当しています。
7日(土)の予選日は、天候に恵まれて路面はドライコンディション。シリーズ最終戦を感じさせる緊迫感からか、練習走行からゾーン3でのクラッシュが多発。予選では波乱の戦いが予想されました。
1本目の走行は、雨谷選手からスタート。インカット気味と指摘されていましたが、76点を獲得してまずまずの滑り出し。続く堀野選手は、ゾーン3で壁との距離が開いてしまい69点。山中選手は昨年予選を通過した経験を生かし、細かい調整入れつつもミスなく走り切って79点。益山選手はスピードがある進入と、高いラインポイントで84点を獲得。日比野選手は、ゾーン1から持ち味の角度ある進入を披露するも、決まらず0点となりました。
ワークスドライバー3名とセミワークスの雨谷が予選突破!
そして、2本目。雨谷選手はアクセルを充分に踏めるラインを取って、アングルポイントを上げ、80点を獲得。そしてあとのない堀野選手でしたが、思うようなアングルとラインが取れず、ゾーン3で躓いてしまい、ここで予選敗退となりました。
続く山中選手もゾーン2での脱輪が原因で、思うラインを通れず66点となり、加点に伸び悩みました。
そして益山選手は走りに磨きをかけてきましたが、得点は1本目と同じく84点。日比野選手が角度とスピードのある走行で見事1本目のリベンジを果たして大きく得点を伸ばして83点を獲得しました。
結果、クッドライドモータースポーツの山中選手、日比野選手、益山選手、そしてセミワークスの雨谷選手が最終戦の岡山ラウンドで予選通過を果たし、決勝日に駒を進めました。
日比野選手と山中選手がトップ16に進出!
8日(日)の決勝日は晴天。ドライコンディションで競技がおこなわれました。
グッドライドモータースポーツからは、日比野選手、益山選手、山中選手、雨谷選手の4名がトップ32に進出しています。
まずは、益山選手が金田選手と対戦しましたが、振り出しから様子がおかしく、その後もドリフトを続けられず・・・。5分間ルールで修復が試みられましたが、入れ替えた2本目もドリフトすることはできず、ここで敗退しました。
雨谷選手と蕎麦切選手の対戦は、鋭い振り出しを決める蕎麦切選手に対して、後追いの雨谷選手は振り切れず、大きくコースアウト。入れ替えた2本目もウォール後にスピンして敗退となりました。
続いて日比野選手と植村選手の対戦は、1本目の先行時にいい走りを決めた日比野選手に対してリズムを崩した植村選手はコース外にはみ出し、2本目もスピンしたことで、日比野選手が勝利しました。
そして山中選手と松井選手の戦いはワンモアタイムに突入。両者素晴らしい走りで甲乙つけ難い戦いだったものの、わずかに山中選手がうわまわってトップ16へと勝ち上がりました。
トップ16では、まず日比野選手が箕輪選手と対戦。1本目先行の箕輪選手に対して、キッチリと後追いでついていく日比野選手。2本目、素晴らしい走りを決めた日比野選手に対して箕輪選手も近い距離。結果、惜しくも日比野選手の敗退となりました。
唯ートップ8に進出した山中選手は箕輪選手に惜敗!
いっぽう山中選手は小橋選手と対戦。後追いスタートの山中選手は1本目から近い距離でついていくものの、小橋選手も同様に近い距離で返してきてワンモアタイムに突入。そのワンモアタイムでも同様に素晴らしい走りの応酬で決着はつかず、再度ワンモアタイムへ。
その2本目、わずかに限界を超えた小橋選手がウォールに接触し、これが決めてとなって山中選手が勝利しました。
トップ8は箕輪選手と対戦した山中選手。綺麗についていった山中選手に対して、ややイン寄りのラインとなった箕輪選手でしたが、ジャッジはワンモアタイムの判定。そして雨も降り出し、コンティションが悪化。結局3度目のワンモアタイムでスピンしてしまった山中選手が敗退する結果となってしまいました。
グッドライドモータースポーツとしては悔しい最終戦となってしまいましたし、なかなか素晴らしい戦績を残すことができないシーズンとなりましたが、来年に向けてチーム一丸となって取り組んでいきたいと思います。
結果的にはベスト8敗退で終わったんですが、自己評価では勝ててたんじゃないかなあと思ってたんですけどね・・・。
予選はまぁ・・・またやらかしまして、1本目で予選通過の得点は出せてたけど、思ってたよりも得点が出てなくて、暫定で14位くらいかな。だから2本目に点数上げようと走ったんですが、ちょっとやりすぎてタッチアンドゴーを過ぎた2ゾーンのところでハーフスピン。組み立て的には悪くなかったんですけど、2本目に大きなミスをしてしまって得点を伸ばせなくて、1本目の得点で28位通過でした。
ただ、FDJ2でチャンピオンを獲ったときからそうなんですけど、最終戦を走れないというジンクスは途絶えたかな、と。できれば上位通過したかったけど、そこはプラス思考で切り替えて決勝日に挑みました。
で、トップ32では昨年のFDJ2チャンピオンの松井さんと。D1GPでも活躍してますし、簡単に勝てる相手ではないんですが、そのぶん信頼感のあるドライバーなので、つねに決勝戦のつもりで戦って、いいバトルが魅せられたと思います。
続く小橋さんとのトップ16は、ワンモアタイム3回にもつれる戦いでしたが、そこで相手がクラッシュしてリタイヤ。
問題のヒロ(箕輪大也選手)との戦い。初対戦でしたけど、自分的には車速差があったし、セットアップでうまく合わせれてたので、負ける気はぜんぜんしなかったんです。1セット目の走りもキッチリ決められたので「これで勝負あったな」と思ったけど、まさかのワンモアタイムになって、そこからドンドン流れが悪くなって途中で雨も降ってきて・・・。
じつはこのGRスープラで雨のときのセットアップがまったくできていなかったので、4回目のワンモアでスピンしてしまって負けたというかんじですね。
自分的には煮え切らないかんじですし、ベスト8の壁がなかなかやぶれないな、と。
結果的にはシリーズランキングも15位とトップ10圏内には入れなかったのは残念ですけど、今年は新規車両というなかで6戦中4戦でリタイヤしてたので、そこはしょうがないかな~と。ただ、最後はGRスープラも十分戦えるマシンになりましたし「この車なら優勝できる」という走りはできたと思います。
オフシーズンは、人間もマシンも進化させて、来年はチャンピオン争いできるところにいきたいと思っているので、応援よろしくお願いいたします。
じつは、前日練習で金田選手と追走練習をしているときにトンっと当ててしまって・・・それほど大きな接触じゃなかったんですが、そこでタイロッドが曲がってしまって、交換だったりなんだりで、練習日はセットを詰められず・・・。
ただ、去年のデータがあったので、なんとか調整して予選でなんとかなる程度にはセットを詰めることができました。
とはいえ、岡山国際はパワーが必要なコースですし、逆関節症状もあいかわらずだったので、その領域を使わないように走らせたかんじでしたね。
予選では、いつも通り確実に通過する走りを1本目にして84点。2本目は、走らせかたを変えてさらなる高得点を狙ったんですけど、いまいち伸びず84点。悪くはないんですが、もうちょっと伸ばしたかったなというところですが、9位通過なので、とりあえずよしとしときましょうというかんじです。
トップ32は金田選手と。じつはこの日も朝イチの練習でエンジンが息継ぎする症状が出ていて、コイル変えたり、いろいろやってて、ギリギリになっちゃって、ゲートの配管がはずれてて、無限ブーストになってしまって・・・コンピュー夕が制御入ってしまっていたことに気づいたのが終わってから、という状態で、厳しい戦いになりました。
もう、プラグだけを変えて「これで行くしかない」というかんじで、走っては見たんですが、コンピューターのフューエルセーフかかってしまっていたので、まともにドリフトすることができず、敗退する結果となってしまいました。
シーズンの最後の1戦ということで、この結果はすごく悔しいですし、今シーズンは最初から最後までちょっとボロボロでしたね。
クルマに悩まされた1年となって、戦闘力アップを狙って変更してきた足まわりもうまくまとまらず、細かいトラブルもけっこう出てしまって・・・まぁこれまでFDJに参戦してきたなかでも、過去イチってくらい・・・。まぁこんなシーズンもありますよね、と切り替えていくしかないところです。
ただファクトリーに戻ってもういちどクルマを見直してみた結果、なぜダメだったのかという原因に辿り着きましたし、来シーズンもGRヤリスで行くことは決まっているので、そこは改善できると思っています。
今シーズンは不甲斐ない結果となってしまいましたが、応援、ありがとうございました。
今回は木曜日から会場入りして練習を重ねてたんだけど、予選の時間帯は走ってなかったんだよね。
で、まぁまた予選日は天気がちょっと崩れて来てて、ちょっと寒いなと思うくらいの気温になっててさ。先に走った真生とかからもアドバイスをもらってて、路面がけっこう食わないということはわかってたんで、タイヤの空気圧とかを変更してったんけど、思った以上にグリップしなくてスピンというかんじ。
1本目はそれで0点になっちゃったから、2本目はとにかく得点を残さなきゃいけないってな状況だったんだけど、タイムテーブルも押し押しで遅い時間になってしまったから、さらに2本目は予想とちがう状況になっちゃって・・・。なりで走るしかない状況ではあったんだけど、それにしてはそれなりにはうまくまとめられたかな。
ただ、前日練習では走りがめちゃよかったから、単走優勝できるポテンシャルは十分にあったし、もっと上の順位を狙えてただけに、そこは残念だし物足りなかったよね。
決勝日、じつは練習の最後に壁に当てちゃって、チームのおかげでなんとか走れる状態にはなったけど、修復に時間がとられてアライメントも取れずに走ったから、トップ32は見た目以上にけっこうギリギリだったよね。
トップ16は大也と。自分的には大きなミスはしてないんだけど、走らせかたというか、左足ブレーキとかの使いかたとかが、追走という距離感のなかで、どういう動きするか読めないところがあって。いまのクルマは重いから、そういうのもあって思い切りいけてない部分もあるから詰めきれなかった、というところかな。
シーズンを終えてランキング8位というのは悪い結果じゃないけど、もっとちゃんと結果を残そうとすると、そういう強さ、みないなのは必要になってくると思うから、そこは今後の課題だとね。
ただ、トラブっても最終的には走らせてもらえてるし、チーム力としてはすごくいいと思う。
来シーズンにむけて、クラッチとかミッションとか、そのあたりをもう一度見直して、クルマをもっと軽量化して進化させていけば、マシン的には十分勝ちを狙いに行けるポテンシャルはあると思うから、2年目、そして3年目という考えで、チームもマシンもよりよく仕上げていきたいなと思ってるよ。
2023年のFDJは、なんとも・・・本当になんとも不甲斐ない・・・悔しいシーズンになってしまいました。
前回トラブルが出ていたハンドリングに関しては、事前に対策をきっちりと施した結果、スルスルと軽すぎるくらいにちゃんと動いていて・・・トラブルに対して直したところはバッチリという状態だったんです。
しかし、今回は本番直前の練習走行で、プロペラシャフトにトラブルが発生して・・・それを直すためにマフラーを外したり、あれこれしているうちに練習時間がなくなってしまい、ぶっつけ本番という状態で予選を走ることになってしまったのです。
そのため、1本目は様子見で行かざるをえず、ウォールへの距離感がいまいちという走りになってしまい、得点も伸びず・・・。
それを踏まえ、走りかたをアジャストして2本目にも望んだんですが、思うようにはドライブできませんでした。
VR38DETTを搭載したS14シルビアというニューマシンを投入してのシーズンで、少なからずトラブルとの付き合いになるということは予想できていました。
しかし、想像のトラブルに見舞われてしまったうえ、その原因を素早く解決できなかったということもありますし、直したところはよくなっているものの、そのせいでセットアップも振り出しに戻ってしまうような状態で、トライバーがうまく対応できなかった、ということも含め、これまでにないくらい厳しいシーズンとなってしまいました。
いつも通り・・・というか、なんというか・・・今回もマシンが壊れてしまって思うような結果が残せませんでした。
今回は練習走行のときから燃料カットの補正が入ってしまって、セッティング屋にも見てもらって原因を探っていたんですが、予選のときも改善されず・・・。症状が出るときと出ないときがあるのはわかっていたんですが、ちょうど振り出しのときにそれが出てしまい、イン側の小さいラインになってしまい、ショートカットのセクションでは壁へも旬。せきることができませんでした。
2本目はトラブルかかえてるなかでも合間にもいろいろと対策をしたことがよかったのか、この週末初めてといくらいにちゃんとブーストがかかって走れました。しかし、今度はマシンが速くなったことに戸惑ってしまい、得点は80点まで伸びたんですが、これもまた思っていた走りではなかったですね。
で、追走なんですが、予選の最後でトラブルは解消していたと思っていたんですが、そのトラブルの影響か、自分のリズムがうまく掴めず、後追いでアンダーを出してしまい、自分のタイミングで入れず・・・。その後追いのときの走りが決め手となってトップ32で敗退してしまいました。
今シーズンを振り返ると、トラブルに悩まされましたし、そこを直してもまたトラブル・・・と、いままでの参戦経験のなかでもイチバンではと思うほど、あれこれうまく噛み合わなかず、厳しいシーズンとなってしまいました。
気持ちを切り替えて、トラブル対策を施し、来シーズンに挑みたいと思います。