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トヨタが販売しているミニバンラインアップで最小サイズとなるシエンタ。コンパクトなボディに最大7人乗車が可能なパッケージングは、小さなお子さま連れの家族に人気を博しています。
2代目・XP170型は、2015年に登場してから6年以上が経過した今でも高い人気を維持し続けているモデルです。使い勝手に高い燃費を両立したクルマで、ロングセラーとなっています。
今回は、シエンタのリセールについてご紹介します。コストパフォーマンスに優れているだけでなく、リセールも期待できるクルマです。
シエンタの購入を検討している方も所有している方も、ぜひこの記事を読んでチェックしてみてください!
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シエンタとは
シエンタは2003年に初代・XP80型が登場。
コンパクトな5ナンバーサイズのボディは、狭い道路でも扱いやすく運転しやすいと高い評価を得ていました。また、小さな子どもがいる家庭を想定して両側スライドドアを採用した点もシエンタの強みであり、のちの2代目にも引き継がれます。
2015年に2代目・XP170型へモデルチェンジします。トヨタが販売するラインナップでは最小サイズのミニバンである点を前面に打ち出し、扱いやすさを生かしつつところどころに進化を実現したクルマです。
コンパクトサイズでも多人数乗車ができる
シエンタの扱いやすさを象徴するポイントが、多人数乗車が可能である点です。全長4.2m程度の小柄なボディサイズに3列シートを採用。最大で7名乗車が可能なグレードを用意しており、家族でのお出かけをコンパクトサイズのミニバンで手軽に実現しているのです。
また、2018年には5人乗車グレードも追加設定されており、7人乗車とは異なるゆとりの空間を実現しています。使用用途に応じて乗車人数も選べるように工夫されているのです。
便利機能が盛りだくさん
シエンタには便利な機能が備わっています。例えば、全座席付近に設けたカップホルダーはペットボトルも収納可能。
また、初代に引き続きグレードは3列シート仕様および2列シート仕様の2種類をラインナップしています。多彩なシートアレンジを備え、沢山の荷物が積み込める仕掛けが用意されているのです。
優れた燃費と踏ん張りの利く走り
2代目となったシエンタの最大の変化ポイントは走行性能です。このモデルからハイブリッドシステム搭載車をラインナップしています。
ハイブリッドシステム搭載車の燃費は28.8km/リッター(※)をマークするなどミニバンジャンルでは屈指の数値を実現。
エンジンに加えてハイブリッドシステム用バッテリーのアシストが効いた走りは街なかだけでなく、高速道路でもゆとりある走りを見せてくれます。
(※ JC08モード値)
シエンタの販売状況
それでは、シエンタの販売は好調なのでしょうか。2015年の登場から6年以上が経過していますが、新車販売も好調を維持しており、中古車市場でも高値で取引されている物件が出回っています。
年式改良で熟成されている新車か、既にオプションパーツが付いた状態の物件がお手頃価格で購入できる中古車かじっくり検討しておくと良いでしょう。
新車の場合
シエンタの新車販売状況をご紹介します。
2021年現在でも1ヶ月あたり3,000~5,000台程度を売り上げています。ミニバンジャンルでは常に5本の指に入る人気であり、車種が多いトヨタでも手堅い販売台数を稼いでいるクルマです。
(シエンタの直近新車販売台数 2021年)
月 | 販売台数 |
---|---|
7月 | 4,206台 |
8月 | 3,351台 |
9月 | 4,807台 |
10月 | 4,423台 |
11月 | 3,808台 |
中古車の場合
シエンタの中古車市場での販売状況をご紹介します。
現行モデルである2代目・XP170型の流通台数や販売相場は以下の通りです。
初期モデルでは50万円台から用意されていますが、最新の新古車や未使用車では300万円に届く値段が付いています。
しかし、カーナビやアクセサリーなどのオプションパーツが付いている場合があるので、新車では予算が厳しい方はシエンタの中古車を検討してみると良いでしょう。
(シエンタの中古車市場状況 ※2021年12月現在)
中古車平均価格 | 154万5000円 |
中古車価格帯 | 54万9000円~293万2000円 |
中古車流通台数 | 3,777台 |
シエンタのおすすめグレードは
シエンタを購入する際におすすめしたいグレードをご紹介します。
現行型最新モデルには特別仕様車も追加されており、充実したラインナップとなっていますが、リセールも視野に入れると人気があるグレードをチョイスしておきたいところです。
この項目では1位から3位まで人気のあるグレードを挙げておきますので、ぜひシエンタの新車や中古車を購入するならば参考にしてみてください。
第1位:G
「G」はシエンタのガソリンエンジン仕様で上級グレードであり、売れ筋となっています。
インテリアはブラックで統一された内装色に本革巻きシフトノブ、マルチインフォメーションディスプレイを装着しており、必要最低限の装備が備わっています。シンプルなエクステリアは黒とシルバーで塗られたスチールホイールとLEDヘッドランプが標準装備です。
また、新車販売では「G Cuero」と呼ばれる特別仕様車も用意されています。Gの装備に加えてインテリジェントクリアランスソナーとパーキングサポートブレーキを装備。駐車時に役立つ便利機能が追加されています。
第2位:ハイブリッドG
「ハイブリッドG」はシエンタに設定されたハイブリッドシステム仕様の上級グレードです。ガソリン仕様の「G」と同じ装備が装着されており、1500ccのエンジンにモーターシステムが組み合わさったハイブリッドシステムによって低燃費を実現しています。
また、ハイブリッドGの新車には「ハイブリッドG Cuero」と呼ばれる特別仕様車も用意。インテリジェントクリアランスソナーとパーキングサポートブレーキが追加装備されています。
第3位:X
「X」は、シエンタのガソリンエンジン仕様で廉価グレードとなります。
「G」と比較するとエクステリアではヘッドランプがハロゲン式に変更されているほか、インテリアはセグメント液晶のドライブモニターへ変更。装備変更がおこなわれている分お求めやすい価格設定になっています。
シエンタのリセールは
シエンタのリセールはどの程度となっているのでしょうか。シエンタを売却するならば「ディーラー下取り」もしくは「中古車店買い取り」と、いずれかの方法です。
クルマを買い替えるなど売却の理由はそれぞれですが、先にディーラー下取りと中古車店買い取りがどのように異なるのか理解しておくと、シエンタのリセールで損をせずに効率良く売却できるかもしれません。
この項目では、シエンタをディーラー下取りに出した場合と中古車店で買い取って貰った場合を例に挙げて比較してみましょう。
ディーラー下取りの場合
シエンタをディーラー下取りに出した場合のリセールです。
グレード「G」の駆動方式2WD仕様を例に挙げると、80万円から149万円までで推移しています。
年式やグレード、走行距離、車両の状態にもよりますが、綺麗でメンテナンスを施した状態であれば初期モデルでも80万円での下取り提示が可能。
加えて、新車購入で値引き交渉の材料に下取り価格アップを要求すれば、よりもっと高値が期待できるかもしれません。
中古車店買い取りの場合
シエンタを中古車店買い取りに出した場合のリセールです。
グレードは問わず、2021年11月現在のデータを参照に買い取り価格相場を調査してみました。
最低買い取り価格 | 45万3000円(「X」2WD仕様、2017年式、走行距離80000km) |
最高買い取り価格 | 158万3000円(「G Cuero」4WD仕様、2019年式、走行距離4000km) |
2016年から2019年製造までのモデルが買い取りに出されており、走行距離も4000kmから80000km程度と違いがあります。1度目もしくは2度目の車検を迎える物件が市場に出回っているので、新車購入後3年から5年程度で乗り換えているケースが想像されるでしょう。
また、さまざまな中古車店で買い取り査定を受けてより高値が付いたお店に売却している可能性があります。売却交渉の際は他店の条件を伝えつつ競合するとより買い取り価格が上がるかもしれません。
シエンタのリセールを生かすには
シエンタのリセールを生かすために、どのような点に注意してシエンタを所有すれば良いでしょうか。
この項目では4つのポイントを挙げて、売却時に有利となる条件を挙げています。それぞれに気を配りながらシエンタを楽しく所有するとリセールが期待できるでしょう。
余裕があれば新車購入がおすすめ
まず、1つ目は「余裕があれば新車を購入する」です。
中古車を購入する場合、年式が新しい場合でも走行距離が多くて車体に傷が目立つなど、物件により状態はさまざまです。細かい故障で修理のリスクがあるほか、数年後に売却する際に損をする可能性があります。
人気車種であれば程度の良い中古車や新車登録してから1年未満の新古車などもおすすめできますが、既にオーナーに1度渡ったものですので前述のケースも考えられます。
予算に余裕があるならば、新車を購入すると安定したリセールが保証できるでしょう。売却の際にプラス要素となるオプションパーツを自分で選択して装着できるメリットがあります。
売却時期をあらかじめ計画しておく
2つ目のポイントは「売却時期をあらかじめ計画しておく」です。
クルマの価値は、新車登録してから5年を目途に購入した金額の半額程度に落ち込むケースが大半となります。そのため、売却するタイミングを見失うと査定額でも差が出てしまい結果として損をしてしまう可能性があるのです。
また、新車で購入した場合は同時に「特別保証」が選べる場合があります。最大5年間、あるいは一定の走行距離まで故障した際の部品修理が無償で受けられるサービスです。
新車購入してから5年目を迎える、あるいは特別保証が切れるタイミングで売却を検討しておくとリセールも損をせずにシエンタから次のクルマに乗り換えられるでしょう。
点検をしっかりおこなう
3つ目のポイントは「点検をしっかりおこなう」です。
クルマを所有する以上は、運転前の日常点検や購入した販売店などでの点検・車検をしっかり受けて、状態を綺麗に保つように心掛けましょう。
故障による部品交換や修理をしてしまうと、リセールはおろか無駄な費用がかかってしまいます。
シエンタを購入、所有する場合も点検には気をつけて、価値を落とさないように注意しましょう。
事故を起こさない
4つ目のポイントは「事故を起こさない」です。
事故を起こしてしまいクルマに修復歴が付いてしまうと、ディーラー下取りでも中古車店買い取りでも問わずに査定額が下がってしまい、せっかくシエンタを選んだ場合でも損をしてしまう可能性があります。
日頃から安全運転に心掛けて、シエンタを大切に乗るようにするとリセールにつながります。
シエンタのリセールを高めるために一つひとつの行動が大切!
ここまで、シエンタのリセールについてご紹介してきました。
シエンタはトヨタの人気コンパクトミニバンで、購入価格と比較して売却価格が高く、メリットの多いクルマです。新車と中古車、グレードなどをしっかり検討して所有すれば高いリセールを実現します。
数年後、新しいクルマへ買い替える際の購入費用として下取り金額や買い取り金額が大きく役立ってくるので大切に扱いつつも、売却時期とディーラー下取りもしくは中古車店買い取りのどちらにするのか細かく検討しておくと良いでしょう。
シエンタで楽しいカーライフを実現して、お得なリセールを得られるようにしてみてください!
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