D1グランプリシリーズ第5戦&6戦

D1 GRAND PRIX SERIES Rd.5&6

“D1 GRAND PRIX SERIES Rd.5 & Rd.6”
8月19日:雨 / 8月20日:晴れ
来場者数:7,016名 (2日間合計)

寺町邦彦選手マシン1

 D1グランプリシリーズの初年度からずっと開催されている、ただひとつのコースである「エビス南」。
現在は、機械採点システムDOSSで単走の採点がおこなわれていますが、今回はその設定が変わりました。

それによりストレートをスムーズにつなげてくる一般的なドリフト走行では点が伸びず、浅い角度でドリフトを伸ばしてから1コーナーに向けてもう一度鋭く角度を増すか、1コーナー手前のストレートで一度ドリフト状態を真っ直ぐに戻してから、ふたたびドリフト状態に振り出すといった難しい走りにすることで高得点となりました。

寺町邦彦選手マシン2

最初に走行したAグループは、なかなかこのDOSS設定に対応できなかったのか、ストレートでドリフトを繋げてくる選手が多く得点が伸び悩みました。そしてBグループの途中くらいからストレートで再度振る走りに切り替える事で得点を伸ばした選手が増えて来ました。
また、この日は朝から雨が降っていましたが、昼ころにはあがり、路面はしだいに乾いていくコンディションとなりました。その路面変化に対応するのも難しい状況でした。GOODRIDEドライバー「TEAM-TETSUJIN OS GIKEN」の寺町邦彦選手は、単走予選で「96.03」をマーク!なんとグループトップで予選通過!!続く単走ファイナルでも「97.90」をマークし追走進出しました。ベスト16では、ランキング2位の川畑選手と寺町選手が対戦。1本目、後追いの寺町選手が果敢に攻めて得点「1.5」のアドバンテージを取ります。2本目は川畑選手も寺町選手に寄せたましたが、アドバンテージは「1.0」にとどまり寺町選手が見事、川畑選手を制しました!

寺町邦彦選手マシン3

デュアルファイナルの2日目は天候はひきつづき小雨で、ウエット路面での競技となりました。前日の第5戦の予選のような手探りの走りとは異なりDOSS設定の特性を理解した選手たちは、ストレートでドリフトをスムーズに繋げてくることはせず、一度ドリフトを戻してから再度1コーナーに向けて振り込むテクニカルな走りをする選手が増えました。
その一方で、意外と差が出やすかったのが第4セクター。第3コーナーを抜けてからの振り返しです。第3コーナーでしっかりトラクションをかけて加速し、第4コーナーに向けてパキンと振り返せば、第4セクターで高得点が取れますが、そこをおざなりにして点をとりこぼしてしまい予選通過することが出来ませんでした。「TEAM-TETSUJIN OS GIKEN」寺町邦彦選手は、シリーズランキング5位でRd,5を終えました。

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